北海道銀行RECRUITING

先輩行員3世代“ホンネ”
トークセッション
Senior employee "HONNE" Talk Session

K.M営業企画部 部長

S.S法人融資係

K.N法人融資係 支店長代理

SCROLL

北海道銀行に就職した理由は?

K.M
私は旭川出身で、大学も北海道だったので、そのまま北海道で就職したいなというのが志望動機。東京での就職も考えたんですが、通勤ラッシュや暑さが苦手で、北海道に就職したいということでうちの会社を選びました。
S.S
私は大学で理系を専攻していたので、就活では当初理系の企業さんを見て回っていましたが、私の性格上、理系というよりお客さまとお話する仕事に就きたいなと思い、企業を探していく中で、北海道銀行はさまざまな経営者の方とお話できるということが分かり、地元に貢献したいという思いもあり入行しました。
K.N
私は大学でマーケティングを学び、経済の分野には興味があったけど、銀行には全然興味がなかったんですね。北海道で働きたいなと思って、たまたま北海道銀行を受けてみると、人事の方がめちゃめちゃ面白くて、この人たちと面接しているのかどうかよく分からないほど楽しく感じ、いい会社だなと思ってここに決めました。
K.M
S.Sさんは理系なんだね。何を学んでいたの?理系の学びが業務に活かされることはある?
S.S
私は理工学部電気電子工業科で、ひたすら電話線の配線の研究をしていたんですけど、それが実務に活かされる場面はほとんどないでね。ただし、技術系の会社さんがお客さまの場合には、専門的な話が詳しく分かり、コミュニケーションを取れるというのは理系の強みかなと思います。あと、単純に数字に強いので、そこは文系の人たちには負けたくないなと思って仕事をしています。
K.M
私も実は理系で、理学部地球物理学科で地震や気候などについて研究していました。正直、大学の学びが仕事に役立つことはなかったけど、時代が移り変わって、SDGsやESG、CO2といった問題が注目される中で、その分野については基礎知識があったので、人よりは役立っているなと思います。また、胆振東部地震の際には、災害後どうなるかという知識を持ちながら、BCP対策に取り組むことができました。K.Nさんは、大学の学びが実務に活かされていることは?
K.N
大学のゼミの研究で、地場のかまぼこ屋さんを題材に、地元に愛されるとはどういうことかを深く探りました。誰に向けたセールスをして、どういうマーケティングで活きてくるのか。そして実績としてどういうふうにつながっていくのか。今の仕事につながる研究テーマだったと思います。

北海道という地域で働いて良かったこと

K.M
S.Sさん、北海道で働いて良かったと思うことはなんですか?
S.S
私、大学が関西の方だったんですけど、北海道に帰りたいと思ったもう一つの理由がスノーボード。雪山といったらやっぱり北海道でしょって帰ってきました。で、仕事でさまざまな方にお会いすると、北海道の人はすごく柔らかいなと感じますね。お客さま回りをしていても、人柄がよく、温厚で優しく、お互いを尊重し合っているのが伝わってきて、北海道っていう地域はすごくいいなと思っています。
K.M
我々の会社は北海道という地区で銀行を構えているけど、その地域性って絶対あると思うんだよね。K.Nさんは、北海道で働くことについてどう感じますか?
K.N
私も地方、札幌と転勤を繰り返していますけど、どこの地域に行っても○○の父や□□の母ができるんですよね。本当に優しい方々が多くて、自分の悩みも聞いてくれて、両親より心配してくれるような方も結構いるんです。たとえば港町の良さや、酪農や畑作地の良さなど、温かさには地域地域の特色があると感じますね。
K.M
北海道は、150年少し前にいろんな地域から人が集まって拓かれた場所。だから、お互い助け合おうという気持ちが、他の地域より強いのかなと思いますね。端的な例が、みんながお金を出し合ってお祝いする会費制の結婚式。相互扶助の温かさが北海道の良さなのかなと思いますね。
S.S
北海道でずっと暮らしてきた人は、みんな北海道の良さを感じていると思います。私の同級生は本州の方で働いている人もいますけども、結構なんだかんだ北海道に帰りたいなって言うんですよね。単純に北海道の良さを知ってしまった分、他の地域には住めないんじゃないかなとも思います。
K.N
ちょうど良さってありますよね。利便性や経済面の部分を考えると、東京で働くのはすごくいいことだと思いますが、街の規模感が札幌はすごくちょうどいいのかなって思うんです。家も建てられるし、物価の面からもいい暮らしができる。働きやすさ、住みやすさも、北海道の魅力だと思います。
K.M
何年も働いていて、いろんな地域の方と話すんですけど多くの方が「一度は北海道に住んでみたい」とおっしゃるんですね。最初はお世辞かなと思いましたが、本音ベースで話を聞いても「いやいや北海道って魅力的だよ」と答える。人や自然の魅力を皆さんが感じてくれるのは、北海道の良さでありポテンシャルなのかなと思います。

動画でトークセッションの様子が見れます。

北海道銀行を一言で表すとしたら?

K.M
次は非常に難問ですが、北海道銀行を一言で表すとしたら?S.Sさん。
S.S
そうですね。最初に思い浮かんだのは、北海道銀行はフットワークが軽い。「フッ軽」ですね。うちの会社は、何事にも動きが速いと思っていまして、たとえば各担当者がお客さまのところに行くスピードもそうですし、個人のお客さまを中心としたプライベートバンキングセンターや、法人に特化した本店法人営業課をつくるなど、組織としての取り組みも速い。そういうスピード感は、「フッ軽」っていうイメージがあると思います。K.M部長はいかがですか?
K.M
私は「自由闊達」かなと思っています。私が入行した当時、北海道を地盤とする銀行は4行あり、北海道銀行はその2番目。現在は2行になりましたが、やはり2番目。昔から1番に追いつけ追い越せ、同じことをやっていたら1番になれないという強い思いが会社全体にありました。うちは当然会社組織ですが、年齢や役職を問わず、何かあれば相談や意見が言える雰囲気があると思います。他の会社を見ると、うちの会社は風通しがいいんだなと感じ、そのような文化を未来へ継いでほしいですね。K.Nさんはどうですか?
K.N
私は「試行錯誤」が当てはまるのかなと思いました。北海道銀行は、全国の地銀の中でもさまざまな先駆けた取り組みを行っているんですよね。たとえば昨年、銀行と信金の垣根を越えた連携を始めましたが、それは北海道銀行が初めての取り組み。うちにはとりあえず何でもやってみようというチャレンジ精神があり、そこが「試行錯誤」という言葉につながっているのかなと思います。
K.M
信用金庫さんや信用組合さんは、業務形態は違うけど切磋琢磨するライバルでもありますが、北海道の課題解決のために連携したんですね。そのようなことができるのは、競合他社と比べてもうちの強みかなと思います。

心に残っているエピソードは?

K.M
S.Sさんは7年目ということですが、これまで仕事をしてきて最も印象に残っていることは何ですか?
S.S
4年目の頃、法人の外回り担当をしていて、伺った会社の社長が頭を抱えていて、聞くと、「受注が多すぎて工場が回らず、どうにかしてほしい」と言うんですね。で、工場に連れていかれ、「どうにかならないか」と相談されたんですけど、正直内心では「あなたの方が詳しいんじゃないですか?」と思ってしまって…。一応「持ち帰ります」と言って引き上げ、上司に相談すると「土地も紹介できるし、設備に関する提案できるし、何でも支援できるのではないかと」と言われ、私はとポカンと聞いていました。その後、上司から「その案件に全力で集中していいぞ」と言われ、それから社長と徹底的に意見交換し、土地と設備導入をセットで提案して課題を解決することができました。銀行はこんなことまでできるんだと痛感した、私のターニングポイントのような思い出です。
K.M
その社長さんから何かお言葉をいただいた?
S.S
担当を外れて、異動もしたんですけど、今でも何かあるたびにお電話をいただき感謝していただいています。この件に携わったことで、北海道銀行で働く意味を感じるようになりました。
K.N
K.M部長はそのような経験はありますか?
K.M
私の場合は失敗談。私が3〜4年目の頃、ある経営者の方から新規事業に伴う設備資金の融資の相談を受けたんですが、設備資金は普通の融資より慎重に判断しなければならず、上司と相談しながら進めていたんですけど、お客さまが求めるスピード感とズレがあったんですね。ある日、お客さまから「まだ結論は出ないのか?いつ融資してくれるんだ?」とお叱りを頂戴し、上司に助けてもらいながら説明して事なきを得て、最終的には融資も通り、お客さまが事業に着手できました。その社長から感謝の言葉をいただきましたが、その時「K.Mくん、お金を借りるというのはこっちも真剣なんだよ。私には従業員もいてその家族もいる。そこは忘れないでね」と言われたんですね。非常に申し訳ない気持ちと、自分の仕事の大切さ、責任を痛感しました。
K.N
私は北海道で初めてやる事業の大きなプロジェクトに携わったことがあり、“食べる国宝”といわれるロイヤルマンガリッツァ豚を十勝で繁殖させ、レストランで提供するという案件をいただき、日本政策金融公庫さんと一緒にやらせていただいたんですけど、北海道としてのブランド価値を高める取り組みになり、非常に楽しい案件でした。銀行ってどうしてもお金のイメージが強いですが、そこから派生して新しい事業を作っていくすごい経験ができたと思います。

働く上で大切にしていること

K.M
では、銀行員として、社会人として、大切にしていることは何ですか?
K.N
私がいちばん大事にしてるのは、その仕事がワクワクするかどうかっていうところ。銀行の仕事は前向きな話だけではなく、後ろ向きな案件もやっぱりあるんですね。その中で何か楽しさを見つけていきたいなっていう風なのは常に思っています。前向きな案件は「こういうこともできないか、ああいうこともできないか」という楽しさがありますが、後ろ向きな案件の時も「こうなったらいいよね、どうしたらこういう風にできるんだろうね」とお客さまとお互いに一生懸命考えることを大切にしています。S.Sさんはどう?
S.S
対外的にも、会社の組織内でも、一番意識しているのは信頼される仕事をすること。信頼されること自体が自分のモチベーション、やりがいにつながっていると思います。目指しているのは、「S.Sに任せれば大丈夫だ」とお客さまからも上司からも言ってもらうこと。それが私の一番のポイントなのかなと思っています。K.M部長はいかがですか?
K.M
私は、腹の探り合いも含めて、表情を見ながら会話することを大切にしたいなと思っています。銀行の業務は、当然今の時代、電子化、IT化することが当たり前ですが、やはり文字では表わせないところがいっぱいあるんですよ。最終的には、やはりお客さまや働く仲間と話をすることが最も大切なこと。それがなくなったら、我々地域銀行の必要性はなくなると思いますね。

動画でトークセッションの様子が見れます。

これまでのキャリアパスで感じていること

K.M
K.Nさんは今、支店で融資係の支店長代理を勤めていますが、この2年間で部下を持ったお気持ちは?
K.N
まだちょっと担当者の気持ちが抜けきらない部分もありつつ、やっぱり支店長代理として引っ張っていかなきゃいけないなという、ちょっと葛藤があった2年間かなと思いますね。部下と共生していくのはちょっと苦労した部分もありますが、その部下がどこを見てほしいのかなと考えるようにしています。何気なく出てくるものがその人の本質だと思いますので、たとえば、誰よりも電話に出るのが早いとか、支店に飾ってあるお花にいつも水やりしてくれるとか、その人にとって当たり前の良さに気づいて伸ばしていきたいですね。
K.M
S.Sさんは、担当者としてどのような思いで上司に接していますか?
S.S
率直に言うと、ここまで責任を取ってくれるのか、ここまで面倒を見てくれるんだな、というのが北海道銀行の上司に対する思いなんですね。若手のうちから登用して、動かしてくれる銀行ですので、上司のフォローがしっかりないと、組織として成り立たないですよね。たとえば私が何かミスを起こしたら、上司が「私の責任です」と収めてくれる。そういった面ではとても働きやすく、伸び伸びと仕事させていただいていると思っています。
K.N
K.M部長はいかがですか?
K.M
部下についても、お客さまについても、関わる人が増えましたね。部下に対して、困った時には手を差し伸べ、元気が良い時は頑張れよと後押しするんですけど、そこは責任でもあり、楽しさでもあると思っています。ただ、その中で自分自身のキャパシティを広くしないと皆さんに一生懸命関わることもできないし、自分自身成長できないんですね。精神面と体調面も含めて、度量を広げていきたいなと思っています。K.Nさんは、女性目線で見た職場環境についてどう思いますか?
K.N
私が勤務する職場は、半分以上が女性。女性は結婚や出産などのライフイベントを考えることが多いと思いますが、一昔前は「結婚したら退職」が当たり前だったと思います。でも今はほとんどの女性が残っていますし、産休育休も1年以上しっかり取得する。周囲も普通に受け入れていますし、取りづらさは全くないと思います。育休から復職後の時短勤務についても、皆さん当たり前に行っていますし、「お互いさま」という雰囲気があり、むしろ「今日は午後から参観日なので帰ります」「早く帰りなよ」といった会話が当たり前に交わされています。そういう意味では、当行は女性が気兼ねなくこういう制度を利用できる環境だと思います。

今後のキャリアの目標は?

K.M
S.Sさんから「お客さまから悩み相談を受けて上司と協力しながら解決に導いた」とのエピソードがありましたが、それがまさに今私たちの重要な業務の一つになっています。さまざまな情報をお客さまに提供してご用立てにつなげたり、海外進出をご希望のお客さまをお手伝いすることもありますが、銀行はご預金をお預かりしてご融資したり、市場で運用したり、幅広い業務を担っています。皆さんにはやってみたい業務や描いているキャリアパスはありますか?
S.S
現場が大好きなのでそこまで考えたことはないですが、今は法人事業部にいるため、本部と連携して動くことが多く、本部の経験はとても大事だと最近感じています。最終的な目標はお客さまに「S.Sに頼めばなんでもやってくれる」と思っていただけることなので、それを実現するためにも本部でコンサルティングを学んでみたいですね。たくさんの知識を吸収することは、将来のビジョンを実現する上で必要なキャリアだと思います。
K.M
今はたくさんの情報があふれている時代だからこそ、専門性を高めてお客さまのために役立てることが大切ですね。期待しています。K.Nさんはどうですか?
K.N
私はずっと続けてきた現場でさらにスキルを磨きたいと思っています。お客さまに最も身近に接するのが営業店なので、そこでどれだけ情報をキャッチアップできるかが試されます。そこで得た情報を本部につないだり、外部と協力したりするために、担当者の情報収集スキルが重要になってくるのです。まだまだ私のスキルは不十分だと感じていますし、経験を重ねてできることが増えてきたからこそ、もっと自分を磨いて「K.Nさんに任せたら大丈夫」と言っていただける存在になりたいです。現在は役職がついていますけど、常にお客さまに一番近い存在でありたいと思っています。

動画でトークセッションの様子が見れます。

どんな人と一緒に仕事したいですか?

K.M
実はK.Nさんが新入行員の時に一緒に仕事したことがあります。こうして立派になられて心強い限りです。K.Nさん自身はどんな人と一緒に仕事したいと考えていますか?
K.N
「なぜ?」と訊いてほしいです。わからないことはあって当たり前。私も入行当時はわからないことだらけでした。でもわからないままにせず、疑問を持つことが大切だと思うんです。わからないことをそのままにせず、「なぜ」「どうして」と問いかける習慣を持ってほしいと思います。私は毎朝新聞を読む時、ひとつの事象の背景に何があるのか深掘りして考えます。そこから何が生まれるのか、どんな動きが生じるのか、常に考える癖をつけておおくと仕事にも生きてくると思います。
S.S
私は単純に、ものすごく元気でものすごく意見を言える人に来てほしいと思います。それだけ熱い想いでお客さまにも仕事にも向き合ってくれると思うので。怖がらずにどんどん来てほしいです。
K.M
銀行員としての適性やスキルも必要ですが、まずは元気な人がいいですね。皆さんの話を聞いて「自分にもできるかも」と感じたら来てもらえればうれしいですね。

就活生に向けて
メッセージをお願いします!

K.M
最近の若い行員の印象は?
K.N
コロナ世代の若手社員は自宅で過ごす時間が増えているためか、勉強に対するモチベーションが高く真面目だなと思います。
K.M
自分の学生時代を振り返って、就活中の学生の皆さんに伝えたいことはありますか?
K.N
何がやりたいかなかなか定まらない人もいると思いますが、私も学生時代にやりたいことが見つからなかったタイプです。むやみに不安がったり気負ったりせず、まずはチャレンジしてみてほしいと思います。これは銀行員の仕事にも通じることで、わからないけどまずはやってみるという好奇心を大切にしてほしいと思います。
S.S
私も同じように思います。就活はいろいろな企業を見る良い機会です。金融機関はいろいろな企業に会う機会がありますが、一般企業ではそういうチャンスはなかなかないと思います。いろいろな会社で話を聞いて、自己分析をして自分に合った会社を見つけてほしいと思います。今思えば就活中は人生で一番きつい時期だったと思いますが、就職した今はとても楽しくて、ここに至るプロセスだと思えばいい時間だったと捉えることもできます。今しかできない就活を楽しんで、思いきりトライしてほしいと思います。
K.M
私自身も30年余り前を振り返って、就活中にいろんな人と対話してほしいと思います。コロナ禍で人と会うにも制約がありますが、オンライン説明会を実施している企業も多いですし、業種にこだわらずいろいろな会社にトライして、良い縁のある会社に出会うことができれば、長く働くことができるだろうと思います。

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